4回生



 岩谷 信之介  Sinnosuke Iwaya
右シェークドライブ型
もううんざりだ。
毎年、東大寺の裏にある山の工場からむさ苦しいロボットが送られてくる。
優秀なAIが搭載されているのだろう、知能領域は優秀である。
だが、どいつもこいつも同じ顔で見ていて飽き飽きする。
そんななかイレギュラーな機体がやってきた。

TDJ IWASHIN200
それが量産型ロボットの一つにつけられた
識別番号なのだが略して「いわしん」とよばれている。

「おかしい、おかしい。そんな奴知らん」
同じ工場で一番優秀な機体TDJ KINOPY154の発言である。
あのK下様に知られていないのだ、ダークホースに違いない。

「俺はバレーをやめるぞ!かまなかーーーッ!!」
大学に送られてきていわしんが最初に言った言葉だが、
何を思ったのかバレー専門ロボから卓球専門吸血鬼に転身した。

「貧弱!貧弱ゥ!」
ある日サブフロアにはあやちゃん相手に
豪快スマッシュを連打するいわしんがいた。
卓球部のラスボスになる日も近いかも知れない。


東大寺学園高校
工学部工業化学科


 大原 慧也 Keiya Ohara
右シェーク異質型
「とある2回生がね、HPで紹介する1回生の子の名前を忘れてしもたらしいんよね。」
「紹介する後輩の名前忘れてまうって、どないなってんねん。」
「ほんでいろいろ聞くんやけど全然わからへんねんな。」
「わからへんの?ちょっと僕が一緒にその子の名前
 考えてあげるからどんな特徴言うてたか教えてみてよ。」
「大手前高校出身でね、ずっとバック粒でやってるらしいねんな。」
「大原くんやないか。その特徴はもう完全に大原くんやがな。」
「いや僕も大原くんや思ってんけどな、その2回生が言うには、
 大手前高校出身の4回生の先輩で、元副将のI上さんのことも
 以前からよく知ってたらしいんよ。」
「ほな大原くんとちゃうかぁ。大原くん言うたらI上さんと同期で
 神大のYさんのことは知ってても、I上さんのことはあんまり知らへんかってんから。
 ほな大原くんとちゃうやないか。もう一回詳しく教えてくれる?」
「Zoomで先輩に紹介されたとき、
 『ええ声で喋って』って感じでいじられたらしいんよね。」
「ほな大原くんやないか!その時、紹介してた側のN澤さんやH田さんも悪ノリしてもうて、
 いたたまれなくなった2回生のIKDくんがZoomから退出してもうたんやから。
 そんなんもう絶対大原くんで決まりよ。」
「でもわかれへんねん。」
「わかれへんことない、その2回生が紹介するのは大原くん。」
「でもその2回生が言うには、大原くんではないって言うねん。」
「ほな大原くんと違うやないか!!
 本人が大原くんではないって言ってんねやから大原くんとちゃうがな。
 ほんまにわからへんがなこれ。」
「んで2回生のTKGくんが言うには、石野卓球とちゃうかって。」
「絶対ちゃうやろ!!!」
「どうも、ありがとうございました?!」


あれ?あんまり大原くんのことがわからなかったって...??
ソンナコトナイヨ


大阪府立大手前高校
理学部


 鎌仲 祐輔  Yusuke Kamanaka
右シェーク異質型
『TDJの不思議な仲間たち』 〜鎌仲祐輔編〜

限界というものを知れ。
見た目は少しふくよかで優しそうな雰囲気を醸し出す少年である。
その実態は格好に違わず、食をこよなく愛する大食漢である。
練習後のご飯では、「キノコ嫌いなんですよねぇ。」と言いながら、
キノコ入りのオムライスを完食するなど、
彼の食への愛は行動にまで表れている。
中学校時代の部活の打ち上げで、筆者も交えて焼き肉の食べ放題に行ったところ、
「僕けっこう食べれるんですよ。」と言いながら食い続けていた。
食べ放題終了後、店を出ると、嘔吐しているではないか。
本人に追及したところ、「いや、これくらいなら大丈夫だと思っていて…」
と先輩に謝り倒し小さくなっていた。
しかも、次の年の打ち上げでも「もどしてしまった」
などという始末である。知らんがな。
卓球のほうは、取りづらいサーブと、粒高と裏ソフトの反転が彼の武器である。
同じ高校出身として彼の活躍を願うばかりである。
限界というものを知れ。


東大寺学園高校
経済学部


 北 琢真  Takuma Kita
右シェークドライブ型
彼はあの名門(自称)東大寺学園からやってきた。
東大寺学園から来たので眼鏡をかけている。
故に東大寺学園の出身の者は似ているので、
T木にK岡3号とか言われている。全くかわいそうである。
そんな彼は真面目である。そのせいなのか、彼は理学部であり非常に忙しそうである。
しかし、2回生の同じく理学部のY村は去年そこそこ暇そうであったように思う。
どちらが真の姿なのかは謎である。(おそらく前者なのであろう…)
だが、変わっているところもある。
LINEの名前がpolar bear だったり、Zoomに参戦するときは
決まってカニの背景だったりと言ったところである。
さて、卓球の方はというと、K下から受け継がれしバックサーブを武器に
そこから三球目を打ち込んでいくスタイルである。
彼の今後の活躍から目が離せない


東大寺学園高校
理学部
体育会


 佐々木 大智  Daichi Sasaki
右シェーク異質型
彼の名前は佐々木大智、膳所から来た爽やかボーイ二号である。
そんな彼は卓球がそれなりに上手で(筆者、2連敗中)、
関公では、シングルベスト16に入るぐらい強い。
まぁ、それなりに卓球が上手ということである。(筆者、関公初戦負け)
そんな彼のこれからの活躍に注目である。



#爽やかボーイ二号#ってことは#他にも爽やかボーイが#いるってこと
#てことは卓球部は#それなり#に爽やかってこと
#同回生の紹介文で#ntndを#悪く#書いちゃった#てへぺろ?
#爽やかボーイと#つながりたい#tabletennis
#ponkotu#小池百合子しか勝たん#三密#ソーシャルディスタンス
#百合子推しとつながりたい#密です#密の呼吸


滋賀県立膳所高校
経済学部
副将


 重定 みのり  Minori Sigesada
右中ペン異質型
「明日は遂にはじめての戦型を決める日だ!裏裏、カットマン、日ペン、
 どれにしようかな…ワクワクして全然眠れないや!」


「みのりくんじゃあないか、初日から遅刻かね?」
「博士!私にもラケットをください!
  私のはじめての戦型は裏裏!キミに決めた!……あれ?」
「裏裏は遅刻しなかった子が持っていった。」
「そうか…それは遅刻した私が悪い。じゃあカットマン!キミに決めた!…あれれ?」
「それも時間通りに来た子が持って行った。ちなみに日ペンも他の子が持って行ったぞ。」
「そんなあ、なら私はラケットがもらえないってことですか??」
「いや、実はもう一本あるにはあるんじゃが…」
「それをください!!」
「これが残りのラケットじゃ。だがこれには少し問題があってな…
  中ペンフォア表というラケットじゃ。」
「これが私のラケット!かっこいい!これを使います!!」


「このラケット、全然いうことを聞いてくれない…
  フォア打ちが真下に落ちる……あっ、あれは粒高の群れだ!
 私のミスを待って陰湿に粘ってくる…もうダメだ……え?」

?その時、彼女のスマッシュが火を吹いた。表ソフトから出される直線的な軌道に、
粒高の群れはなす術なくやられて行った?

「すごい…こんなことができるなんて…まだこれから戦っていける気がする…」


福岡の少女、重定みのりは卓球の上達のため
中ペンフォア面のラケットを片手に旅立ち、京都へとやってきた。
彼女の卓球生活はまだまだ続く……

to be continued…


西南学院高校
教育学部


 正田 大河  Taiga Shoda
右シェークドライブ型
K山「いやー正田はすごいやつですよ。僕が中3の時に
  初めて大会で当たったんですが、スコスコにされたのを覚えてます。
  あのバックハンドに対して日ペンでは太刀打ちのしようもありませんでしたわね。
  そして彼は卓球だけでなく勉強もすごくできるやつで、
  そのうえ人柄もいいもんですから、高校の時はクラスに
  彼のファンクラブができてたそうですよ。いや、これほんとの話ね。
  僕にはそんなんなかったけどなあ…。ああ、すみません。
  そんで彼はああ見えてお茶目な一面もあるんですよ。
  彼には兄ちゃんがいるんですけど、兄ちゃんの誕生日か何かのときに
  宅配便の人に扮してプレゼントを渡した?みたいですね、かわいらしい。
  それから彼はすごく野球が好きで、中日を推してるらしいです。
  彼のLINEのアイコンとホーム画見たことあります?
  初見では絶対に野球少年だと勘違いすると思いますよ。小2からの卓球少年なのにね。
  さて、いろいろ言いましたけども、名前のごとく
  彼にはこれからも正しい道を突っ走っていってほしいと思ってます。
  ハハハ。   ………ファンクラブかあ…。」


兵庫県立龍野高校
法学部


 谷口 遼馬  Ryoma Taniguchi
右中ペンドライブ型
 彼の名前は谷口遼馬。その正体は入部直後の部内戦で
レギュラーの上回生をバッタバッタとなぎ倒し、
部内ランク2位まで上り詰めた超大型ルーキーである。
彼の卓球は小学校時代から鍛え上げられたミスの少ない丁寧な両ハンドと、
両サイドの厳しいコース、低い打球を武器としている。
対外戦においても相手チームのエースを大接戦で倒すなど、
彼の活躍はとどまることを知らない。
練習も人一倍真面目に取り組んでおり、筆者も彼のさらなる躍進を期待している。
と、ここまで彼のことをベタ褒めしているが、
これはあくまで卓球に関しての話である。
それでは今から彼の卓球以外の話(こっちがメイン)をしよう。
まず彼は授業にあまり出ないようだ。授業を受けなくても
単位は取れるという自信からかと思いきや、1回生前期から単位を落としている。
こういうところもある意味超大型ルーキーだ。
そして彼は朝起きるのが苦手なようである。
これが授業に出席しない主な理由であろう。
部活の朝練にも一度しっかりと寝坊している。
彼はその昨晩遅くまで1回生Tの他己紹介を考えていたらしく、
僕が寝坊したのはTが悪いなどと供述しており、
これには筆者も目から鱗である。
また彼は男子校出身であるにも関わらず、
女子部員とたくさんおしゃべりしているようである。
この件について同じく男子校出身のTDJ学園の2回生Kは、
おかしいおかしいと嘆いていた。
そして彼は先輩によくゴマをするようである。
どの先輩にも満面の笑みで接する彼の姿には2回生I沼の面影を感じる。
先輩を立てるのは筆者も素晴らしい姿勢だと思うのだが、少し心配でもある。
というのも、先輩の中にはヤバイ人(主に2回生というか全員)
もまずまず存在するからである。
中にはパチンコ、酒からのゲロ、バイトブッチなど
ダメ要素のロイヤルストレートフラッシュを揃えているもの
(ヤバすぎるのでイニシャルは伏せます)までいる。
このようなダメな先輩達に感化され、彼が道を踏み外すことのないように、
しっかりと彼を良い方へと導いていかねばと筆者は固く心に誓っている。
     	
桐朋高校
教育学部
主将


 寺本 日菜子  Hinako Teramoto
右シェークドライブ型
彼女の名前は寺本日菜子。通称「てらぴな」である。
同じ1回生の男子たちは涼しい顔で彼女の愛称を口にするが、
中には心臓がバックバクになっている人もいるらしい(微笑ましい)。

彼女は元気で優しい性格で、場の雰囲気を明るくしてくれる。
気遣い上手で面倒見の良い一面もあり、筆者も卓球を教えてもらったり
服の襟を直してもらったり、面倒を見てもらっている。
彼女は持ち前の社交性で他の1回生ともすぐに打ち解けており、
とっさに言葉が出てこなくて身振り手振りで気持ちを表現する姿を見られて
「文学部なのに?」と愛のあるいじりをされていた。
とてもかわいらしい愛されキャラである。
そんな彼女は大の卓球好きで、積極的に部活に参加したり、
試合後は一人で反省会をしたり、
非常にストイックな態度で卓球に取り組んでいる。
対外試合では他校の選手を次々と破って準優勝まで上り詰めるなど、
その実力は本当に素晴らしい。
今後も彼女のさらなる活躍から目が離せない。



福井県立藤島高校
文学部
女子主将


 土井 惇慈  Atsushige Doi
右シェークドライブ型
 高校2年の4月。彼の心は青色に染まっていた。
その原因は、北野高校卓球部にあった。成り行きで引き受けた部長の役職。
引き継ぎの話を聞いたとき、
彼は責任感の強さからどうしても断ることはできなかった。
しかし、実際に部長としての立場となったとき、
彼は自分の置かれている状況に絶望した。
態度の悪い新入生、協調性の無い同級生、暇さえあれば説教をする顧問、
無理難題を押し付けてくるコーチ、口先だけのOB。
特に手を焼いたのが、上級生であった。
部室をひたすら汚しニートの住むような部屋にしたり、
ミーティング中に別の話題で盛り上がり大事な内容を全く聞いていなかったり、
試合会場から急に消えてひたすら探し回ったり。
上級生であるが故に、強くものを言うことができず、彼はひたすら頭を悩ませていた。

 彼の心の青は深みを増していくまま、2ヶ月が過ぎた。6月になった。
6月は、上級生の部活の引退シーズンである。日頃上級生に振り回されていた彼は、
この時をずっと心から待ち望んでいた。
上級生が部から身を引き、彼は1つの外圧が消えることに、喜びを感じていた。
はずだった。

 彼の心に青はこれ以上足されることはなく、やがてその色は薄まっていくだろう。
そう彼は思っていた。
しかし、実際は、その青が薄れたのではなく、色の深さは変わらないまま、
霞んだ青へと、変わっていったのである。
そこで彼は気がついた。上級生から与えられていた青とは、彩であったのだ。
上級生に振り回されていた中で、彼の心は刺激され、彩をもたらされていたのだった。

 10ヶ月ほど過ぎた。上級生は京都大学卓球部に入部した、という知らせを聞いた。
彼の心は自ら、彩を求めていた。

 彼の名前は土井惇慈。彼が京都大学のサブフロアに現れるのは、まだ1年以上先のこと。

※この話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。



大阪府立北野高校
理学部


 二反田 陽登  Haruto Nitanda
右シェークドライブ型
二反田陽登 
分類 下っ端やくざポ○モン
タイプ どく・いわ
高さ 1.8m  重さ 81.0kg 

高身長の多い同回生の中でも特に身長が高く、初見の相手には威圧感を与える
コロナ禍での交流ZOOMにおいて先輩と軽くバチバチするなど危険視されていたが、
根は温厚で体格に似合わず可愛げも(若干)ある
ただし、煽りスキルは高く、イジって良いという確信が得られれば
先輩であっても果敢に攻撃する。
主なターゲットはkjm先輩やktok先輩
反対に防衛力は低く、練習中にミスをしたときにたまに出る鳴き声を
先輩にマジトーンで注意されるとひどく落ち込む
同回生との食事を嫌う傾向あり
後ろに下がった相手に対し強打せずコースをつくなど意外と繊細なプレースタイル
強いものには腰を低くし、弱いものはイジり倒すといった
下っ端やくざのようなポケ○ンであるが、
進化後は確認されておらず今後も注目すべき個体である



兵庫県立小野高校
工学部工業化学科


 樋口 涼也  Ryoya Higuchi
右シェーク異質型
彼の名前は樋口涼也。
コロナで部活が出来ない中、4月から卓球部に所属している一途な男である。
出身高校はあのhsd先輩と同じ奈良高校らしい。
彼がそのへんの自転車に乗ってみたくならないことを祈るばかりである。

彼は、誰がどこからどう見ても良い奴である。
彼がトートバッグを肩にかけてただ歩いている姿を見る、
いや拝見させていただくだけでも、その一端を垣間見えることができよう。
その聖人君子のようなあまりの善人ぶりに2回生は震撼させられ、
己の堕落しきった日々の行いを恥じることとなった。
そんな中、誰しも裏の顔を持つものだと信じている筆者は躍起になって
彼のクズな面を見つけ出そうとしているのだが、
奮闘虚しくいまだに成果はゼロである。
何か情報をお持ちの方は筆者までご一報を。

そんな彼の強みはフォアドライブである。コース・威力ともに申し分なく、
練習でも筆者は振り回されるばかりである。
その強烈なフォアにさらに磨きをかけて活躍することに期待している。


奈良県立奈良高校
工学部工業化学科


 平位 良介  Ryosuke Hirai
右シェークドライブ型
哲学という学問は時に、人間に到底答えなど見つかりそうもない難題を投げかけ、
その難題を考える時には深い思慮が必要とされるのが世の常である。
人間の存在証明というのは哲学の中でも最も重要な議題の一つである。
ここで一つの問題について考察してみる。

ある卓球部には「平井」という名前の部員は確かに存在していなかった。
しかしながらその年、その卓球部において様々な場面で「平井」の二文字が散見された。
ゼッケン、名簿、球朋、トーナメント用紙…。数え上げたらキリがない。
「平井」という部員が本当は存在しているのかどうか。

この問題を考える上で一つの可能性が浮上する。
それは皆が名前を勘違いしているという可能性である。
人の名前を間違うことは許されることではない。「
村木」と「佐村木」を間違えたら大問題である。
この場合、解決策は一つしかない。「誠意」を見せてつぐなうことである。

しかしながら問題はそんなに単純ではないだろう。
この難題を解く手がかりとして、昨年登場し、
「顔が小嶋」「おい土井田」といった言葉でお馴染みとなった
洛南ねじれ理論を用いていくことが最善であると考える。
そこで、次の章では、この理論における最重要の二択である
「コンビニか草むらか」について考察していきたいと思う。



洛南高校
工学部電気電子工学科


 廣田 亮太郎  Ryotaro Hirota
右シェークドライブ型
「うちの主将がね、新入部員を紹介したいらしいんやけど、
 一人名前を忘れて、全然思い出せへんらしいねん。」
『ほなら、一緒に考えてあげるから、どんな特徴言うてたか教えてみてよ。』
「神戸高校出身で理学部入ったやつやって言うてんねん。」
『・・・廣田やないかい。今年の一回生は理学部のやつ多いけど、
 神戸高校から来たやつは廣田しかおらんかったやろ?』
「でもな、そいつは卓球やりながら
 生物学オリンピックで金メダルとったことあるらしいねん。」
『廣田やないかい!!卓球やりながら、そんな知性示したやつ
 廣田しかおらんに決まっとるやろ?。
 普通は小嶋みたいに誠意しか示されへんからなぁ?』
「と思ったんやけどな、主将が言うには、そいつ音ゲーも得意らしいねん。」
『やっぱり廣田やないかい!!!
 音ゲーもできるやつなんてもう廣田しかおらんねん!
 でもな、ゲームには課金するけど、
 電気代に課金し忘れる西原みたいにはなって欲しくないんや。』
「でも、分からへんねん」
『分からへんことない!その特徴に当てはまるのは
 廣田しかおらん!廣田で決まりや!!』
「あんな、主将が言うにはな、そいつ、幼女らしいねん。」
『・・・・・・ほな、廣田とちゃうか?。』



兵庫県立神戸高校
理学部


 藤野 綾花  Ayaka Fujino
右シェークドライブ型
彼女の名前は藤野綾花。
新歓期、例年にない数の新入生女子の来訪に部内が湧いたのも束の間、
気がつけば一人にまで数を減らし深い悲しみに包まれていた中で
爆誕した待望の女子新入部員である。
さて、彼女について考えたときに真っ先に思い出したのは、
入部早々3回のI籐先輩に私多分お酒強いんで
勝負したら勝てますと宣言したという噂だった、
未成年なのに。
また、次に出てきたのは入部後初の対外試合で
絶起して会場まで走ってきたことだった、
徒歩約1時間弱の道のりなのに。
さらには部員行きつけのラーメン屋き○めきにて
初見でサイズメガをチョイスしたらしい、
並の次郎系の1.5倍量があるのに。
ここまで書いて気づいたが全て豪傑か何かと見紛うような話だ。
華のある出で立ちなのにここまでの
豪快さも持ち合わせているとは男子部員涙目である。
また、彼女はうっかりしているところがあり、よく検温の記録を忘れる。
筆者はこの分野に関して一時期部内最強の座を独占していたが
どうやら最近彼女が猛チャージをかけてきているらしい。
ライバルとして切磋琢磨していきたい。
そんな彼女だが卓球を始めたのは大学に入学してからであり、
メキメキと力をつけている途上である。積極的に自主練を行い、
研鑽を積む彼女が金星を挙げその名の如く積み重ねた努力を花咲かせ
部員を魅了する日が来ることを筆者は心待ちにしている。



京都府立堀川高校
工学部工業化学科


 楊 佳明  Yoshiaki Yo
右シェークドライブ型
『彼の出身地はどこなのか?』
名前しか知らない彼に対して思う疑問はそこであった。
Nと同じ中国出身なのか?(ん?)
そういうことは本人に確認するのが一番であろう。
(?)「楊君はどこ出身なの?」
(楊)「僕は大阪出身です。」
(?)「そーなんだ!話変わるけど、楊君は男子校出身だよね?女子と話せる?」
(楊)「僕はもう慣れましたYo!」
(?)(何!こいつやるな!筆者は成人式でも話しかけられなかったというのに…)

茶番はここまでにしておいて、真面目な紹介をすると、
彼は多田先輩と同じ大阪星光学院高校出身である。
筆者の個人的見解だが、彼は大阪出身の部員の中で最も標準語が上手いのだ。
そしてとても背が高く、長い手から繰り出されるカウンターは一級品である。
そんな彼が今後どのようなプレーを見せてくれるのか、筆者は期待している。



大阪星光学院高校
薬学部


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